代官山メディカル メディカルラボ メルリックス学院
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医者になるには?
イチからわかる戦略ガイド

全ては医学部受験を突破できるかどうかにかかっている!?

医者になるには国から認可された医師国家免許を取得することが絶対条件となります。医師国家試験を受験できるのは、大学の医学部を卒業した(または卒業見込み)人だけ。つまり医学部に入学することが、医者になるための最初の1歩になります。
では具体的に医者になるにはどんなステップを踏むのか、どんな勉強が必要なのか、全国の医学部や受験情報、医学部受験に強い専門学校などをご紹介しましょう。

医者になる決意
  • 昔救われた
    恩を返したい!
  • 人の役に
    立ちたい!
  • 自分の能力を
    生かしたい!
  • 親(医者)の
    ように
受験対策
医学部受験
大学
6年間の勉強

1年生:一般教養/外国語、2〜3年生:基礎医学、3〜4年生:臨床医学、5年生:病院実習/共用試験、6年生:卒業試験

医師免許
医師国家試験
の受験

実施日程:毎年3月
合格率:9割
(※合格後2年の臨床研修を行い、
それぞれの専門を決めていく)

医者になる決意
医者になる決意
受験対策
  • 独学
  • 家庭教師・塾
  • 予備校
医学部受験
  • 合格
  • 不合格
大学
6年間の勉強

1年生:一般教養/外国語
2~3年生:基礎医学
3~4年生:臨床医学
5年生:病院実習/共用試験
6年生:卒業試験

医師免許
医師国家試験の受験

実施日程:毎年3月
合格率:9割
(※合格後2年の臨床研修を行い、
それぞれの専門を決めていく)

医者になるまでの流れ
絶対合格!

医学部受験のための
勉強法まとめ

超難関の医学部受験を
突破するためにできること

「医学部受験は東大より難しい」とも言われるほど難関中の難関。医学部に合格するには早めの準備と戦略的な学習が必須です。中学から社会人まで段階ごとの勉強法を紹介します。

  • 中学生編
  • 高校生編
  • 浪人生編
  • 社会人編
  • 学力だけじゃダメ!医学部合格に必要な「戦略」とは
  • 中学生編
  • 高校生編
  • 浪人生編
  • 社会人編
学力だけじゃダメ!医学部合格に必要な「戦略」とは

本気ならココ!医学部専門予備校まとめ

超難関の医学部受験で必ず力になってくれる予備校はここだ!

医学部受験は情報戦といわれます。いかに志望する医学部の入試情報を把握し、得意科目でいかに点を稼ぎ、どれだけニガテをつぶして死角をなくせるか、戦略的な受験勉強ができるかどうかが合格のカギ。

そこで利用したいのが、医学部受験に特化した医学部専門予備校です。医学部受験に精通した講師が、医学部に入ることだけを考えて強力にバックアップ。

数多くある医学部専門予備校の中から、本当に頼りになる予備校を厳選してご紹介します。

メディカルラボ

医学部受験に精通したプロ講師による丁寧な個別指導で合格者数No.1!

メディカルラボ

メディカルラボ

「医学部受験のプロが指導」「個別授業と個別カリキュラムで必要な学力を過不足なく習得できる環境」「勉強に集中できる環境とサポート体制」といった、医学部受験に必要な要素を全て備え、高い医学部合格実績を誇る人気校。医学部受験を知り尽くしたプロ講師陣が、1人1人の学力や志望校に合わせてオリジナルのカリキュラムを編成し、わかるまでつきっきりで指導してくれると口コミで高い評価を獲得しています。全国25ヶ所に校舎があり、地元で通えるのも人気の秘密。

INTEGRA(インテグラ)

オーダーメイドカリキュラム×個別指導×全寮制で受験生活を徹底サポート

INTEGRA(インテグラ)

INTEGRA(インテグラ)

大人数の授業が多い従来の予備校では実現できない「1人1人の個性に合わせた、完全オーダーメイドカリキュラムによる個別学習」「受験勉強だけに集中できる全寮制」「医学部受験に特化した業界最高峰レベルの講師陣」を揃え、最高の環境で医学部受験をバックアップしてくれます。1科目から学びたいという人から、生活丸ごとをフルサポートしてほしい人まで、目的に合わせて受講スタイルを選ぶことができると口コミ人気も高い予備校です。寮は新宿・立川の駅至近でアクセスも便利。

IMU(アイエムユー)

少人数制の授業体制で目標やレベルに合わせて授業を選択可能

IMU(アイエムユー)

IMU(アイエムユー)

医学部専門予備校の中でも珍しい、獣医学部受験対策コースを設置していることで知られるIMU。1クラス10名までの少人数クラスで、クラスメイトと刺激しあいながら着実に学力をアップさせる一方で、苦手科目や弱点はマンツーマンの個別特訓で理解できるまで根気よく丁寧に指導。集団授業と個別指導のいいとこどりで、医学部受験で確実に得点できる学力を養える予備校です。校舎は新宿駅から徒歩圏内で、夜10時まで自習室が使えることもあり、通学しながら勉強に集中できる点が高評価。

医者になるためのキホン知識

医者になるために知っておきたい基礎知識をレクチャー

「どうすれば医者になれるのか」「時間や費用はどれくらいかかるのか」「何を勉強すれば良いのか」「大学の選び方や受験方式」「診療科目ごとの違い」「社会人になってから医者になるには」といった、医者になるために知っておくべきである情報をまとめています。

誰もがなれるわけではない医者への道をしっかり歩んでいくために役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。

医者になるためのキホン知識

医者になる方法論

医者になるには志望校に合わせた戦略的な勉強が不可欠

医者になるためには大学の医学部に進学することが絶対条件ですが、医学部受験は年々難易度が上がっており、無計画な受験勉強ではとても太刀打ちできません。

また他学部と違って大学ごとに入試傾向にクセがあることから、志望する医学部に合わせてどれだけ得意教科で得点を稼ぎ、弱点を強化できるかという受験戦略が必要になります。

国立
大学
医学部
ガイド

学費や偏差値、センター試験や2次試験の受験科目、受験までのスケジュールなどをチェックしながら、超難関といわれる国公立医学部受験を突破するための対策について考えます。

私立
大学
医学部
ガイド

学費や偏差値、1次試験・2次試験の受験科目、受験日程と受験までのスケジュールなどをチェックしながら、難関の私立大学医学部受験を突破するための対策を考えます。

詳説!医者になるまでの流れ

難関の医学部受験をクリアする

医者になるには、医師国家試験にパスして医師国家免許を取得することが大前提です。

その医師国家試験を受けるためには、大学の医学部を卒業することが必須条件のため、まずは医学部に入学することがスタート地点となります。

医学部のある大学は全国に80校あり、国公立と私立があります。学費や偏差値、カリキュラムなどは大学によって異なりますので、まずは自分がどの大学の医学部をめざすのかを決定し、受験勉強を始めます。

医学部受験は大学受験の中でも突出して難関といわれ、全国から優秀な学生が医学部をめざします。熾烈な受験戦争を突破するには、覚悟と努力が欠かせません。

医学部で6年間勉強し医師国家免許を取得

医学部に入学したら、6年間かけて医学の基礎をみっちり学びます。

一般教養から始まり、基礎医学や臨床医学などの座学はもちろん、解剖実習などさまざまな実習をこなした後、5?6年次は大学付属病院などの医療現場で臨床実習を行います。

そして卒業時に医師国家試験を受け、みごとパスすれば、ようやく医者として活動できるようになる、というわけです。

1学年

まずは基礎の分野を学びます。1学年目では教養医科学を通じて医療知識を根本から学習。特に解剖学は、今後学習する科目の基本となる重要な分野です。内容は2学年以降の解剖実習も想定しているため、確実にマスターしましょう。ほかにも、1年目からインターンシップを行っている大学もあります。早い段階から実際の医療現場を経験することで、知識とともに実践力も身につけることが可能です。

カリキュラムのなかにはPBLチュートリアルが含まれています。この学習方法は、学生自身で評価と学習を行うことが目的です。少人数制となっているため、チューターを中心にいくつかのグループに分かれて協議を行います。ディスカッションを通じて将来、医療チームを結成したときの協調性や積極性も鍛えられるでしょう。

2学年

2学年では医学専門教育が始まり、基礎部分の学習がより本格化します。まずは人体の構造や病気の原因、予防手段を学習。解剖学や生理学、医科学といった実習を通じて知識をさらに深めます。解剖実習では遺族の許可をもらい提供された実際の人体で行うため、命に対して考えを改めるとともに、医師として重要な責任を実感できるでしょう。

生化学実習では糖や脂質、アミノ酸の機構を学びます。それぞれ分解や合成を行うことで、代謝の仕組みや物質のつながりを学習することが目的です。ほかにも神経生理学実習では、事前に学習した内容をふまえて行われます。神経の仕組みと生体機能について、グループ形式で学習を進行。主に観察やシミュレーションを通して行うため、事前に予習をしておくと安心です。

3学年

基礎科目をマスターした3学年では、これまで学習してきた内容をもとに臨床医学の科目が始まります。総合科目として臓器や器官の疾患、病態について学習。それぞれの科目を習得するとともに、実習に向けた基礎を学びます。大学によっては、基礎医学と臨床医学を統合したカリキュラムもあるため、事前に確認しておくとスムーズです。

放射線医学では、X線や磁気共鳴を利用した画像診断、悪性腫瘍の治療に関する放射線治療学といった基礎知識を習得します。また放射線被ばくを防ぐ管理や、防護についても同時に学ぶことも特徴です。

疾患の原因を知り治療や予防法を明らかにする免疫学では、最初に基本的な用語や基礎知識を習得します。遺伝子や細胞単位で学ぶと同時に、医学や生物学への影響についても理解を深めましょう。

4学年

引き続き臨床医学を学ぶ4学年では、基礎医学を復習するとともに臨床実習に向けた準備を進めます。診断学の実習は、基本的な外科の手技に加えて診察方法、一次救命処置といったより実践的な内容が特徴です。

臨床実習の前には知識取得と技能評価を目的としたCBT、OSCE試験を実施。CBT試験の問題はPCによってランダムで作成されているため、学生ごとに異なっています。問題の内容や難易度は調整されており、評価基準のばらつきもありません。

OSCE試験では、実際の診察や医療面接の能力を評価します。それまで学んだ知識だけでなく、適切な情報をヒアリングする能力や的確な診断技術も重要です。2つの試験は各大学共通のものとなっており、すべて合格することで臨床実習に参加できるようになります。

5学年

5学年では臨床実習が始まります。実習ではグループに分かれて各科に配属。チームの一員として医師のサポートや診断の記録を行います。場合によっては、実際の患者を相手にヒアリングや診断をすることも珍しくありません。実習先は大学に付随する大学病院、あるいは近隣の医療センターで実施されることがほとんどです。なかには大学とつながりのある外部病院で実習を行うこともあります。これにより地域基盤に根付いた、より実践的な経験が可能です。

この段階になると、医師国家試験を見据えた試験勉強が始まります。5学年目は実習を受けながら自習時間の確保が必要となるため、自己管理能力が求められるでしょう。キャンパスや実習先の施設によっては、自習室や学習室を開放しているところもあります。学生同士の意見交換の場としても活用できるため、効率的に利用してみましょう。

6学年

集大成となる6学年目は、個別の専門性をはかるための臨床実習が行われます。この実習は、将来希望する診察科を決める重要な内容です。また授業の一環として、今まで学んだ内容を統括する集中講義も実施。全体的な仕上げとしては、毎年2月に行われる医師国家試験に向けた学習指導も行われます。

医師国家資格の合格に向けた手厚いサポートの用意は、各大学共通です。そのため苦手科目があっても、模擬試験や個別指導を通じて克服を目指せるでしょう。個人だけでカバーできない箇所は、担当教員とのコミュニケーションや学生との意見交流も重要な学習機会となります。選んだ大学に関係なく合格に向けたバックアップ体制は整っているため、定期的に利用するとともに確実な合格を志しましょう。

2年以上の研修を経験する

医師国家免許を取ったばかりの医者は、いってみれば医療行為を一度も行っていない「見習い医師」。

そのため免許取得後の2年間は研修医として、病院や医療施設で臨床研修を受けることが義務付けられています。

初期研修と呼ばれるこの期間中は数ヶ月単位で内科や外科、小児科などさまざまな診療科をまわり、指導医や専門医の下について患者さんの治療にあたりながら、医療現場で経験を積むことになります。

研修医は見習いとはいえ医師の1人ですから、研修期間中は給料が支払われます。その反面、当直で病院に泊まり込むことが多く、休みもほとんどないのが実情。かなりハードな毎日が続きます。

スーパーローテート(初期研修)とは

スーパーローテートは、厚生労働省により平成16年に開始された研修の仕組みです。これは必修となっており、専攻に関係なく幅広い科をローテーションします。プライマリケアと呼ばれる医療知識の基礎や技術を、幅広く習得することが目的です。また患者に対して全人的に診察ができる医師の育成も背景にあります。

研修はアルバイトしてではなく、教育の一環として行うため、学習に専念できるでしょう。大学によっては、大学病院からスタートする方法と一般病院から始める方法が選べます。

スーパーローテートの期間が終了したあとでも本人が希望すれば、科によってさらに研修を受けることが可能です。なお内容やプログラムは、各病院や専攻を検討している科ごとで異なります。将来専門科を希望する方でも、各科で得た知識が応用できるため、トータル的に見て大きく成長できる制度といえるでしょう。

研修先は「マッチング」で決まる

初期研修の研修先はマッチング制度を利用するとスムーズです。研修先とのマッチングは就職活動のようなもので、自分を売り込む必要があります。学生は病院から指名されるように早めにアピールをしましょう。マッチング制度の利用方法は以下の通りです。

  • ・希望する研修先へ見学
  • ・願書を提出
  • ・採用試験の受験
  • ・医師臨床研修マッチング協会のサイトで受けた試験の順位を登録
  • ・マッチングの結果を確認

見学は希望する研修先を受ける前に必ず行いましょう。病院側は見学の際に研修医として受けいれられるかをチェックします。学生側も実際にどのような環境で研修を受けられるかの把握が大切です。受け入れ先によっては、見学そのものを受検の条件としているところもあります。研修時に双方の齟齬がないようにあらかじめ確認しましょう。

はれて医者デビュー!でもまだまだ研修は続く…

2年間の研修が終わると、ようやく医者として独り立ち!大学病院に残るか、他の病院に就職するか、医者としての進路を選択することになります。

多くの医者はここから専門の診療科を1つに絞り、専門科の知識と技術を深堀りするため、さらに数年間の後期研修を受けるケースが多いようです。

後期研修が終わって専門科の認定医・専門医の資格を取って、ようやく一人前の医者と呼ばれるようになります。

知っておきたい医学部受験の攻略術

医学部受験は情報戦!

「医学部受験は情報戦である」とよく言われますが、これは医学部が他の学部に比べて入試科目や出題範囲の「クセ」が強いためです。

科目や分野はもちろん、得点配分も大学によって異なるため、事前に情報をどれだけ入手できるかどうかが合格を左右すると言われるほど。

こうした情報は模試などには反映されることがないため、自力で収集・分析しなければ把握できないのが医学部受験の難しさなのです。

偏差値に惑わされるな!

志望校を絞り込む時に、偏差値や難易度で判断する人は多いものですが、こうしたデータは全ての受験科目の得点を総合判断したもの。

けれど実際には同じ偏差値でも英語の得点配分が多い大学があれば、数学の得点が多い大学もあり、数学が得意な人が数学の得点配分が低い大学を受験すると不利になってしまいます。

偏差値だけで判断せず、入試情報をしっかり確認して合格率がより高い大学を選ぶことが大切です。

合格を引き寄せる受験戦略

医学部受験に必要なのは、自分の得意科目が有利に働く志望校選びと、志望校の入試内容に合わせた科目・単元の強化です。

志望校の入試の「クセ」や、自分の得意・不得意な科目・単元は書籍や情報サイト、模試などで判断できる部分もありますが、一般にはなかなか出回らない情報が多いのも事実。

そこで医学部受験に特化した予備校や学習塾を利用することで、よりくわしい情報を入手し、より自分に合った志望校や勉強法を知ることができます。

各科目の対策を立てよう!

英語

医学部受験において、英語対策は欠かせません。国公立大学の医学部を受験する場合には、センター試験と一般入試の両方で必要になることがほとんどです。一般入試に英語の試験がない大学もわずかながらありますが、小論文試験の中では英語の長文を読み解くことを求められる可能性があります。

センター試験の英語は200点満点と、全体の中でも大きな割合を占めます。センター試験での足切りを行わない大学もありますが、足切りのボーダーは80%~90%台の前半となっているため、英語でも9割以上は取りたいところです。英語は積み上げが重要になるため、日々コツコツと単語力や文法の知識をしっかりと身に付けることが大切になります。

また、ヒアリングや長文読解も慣れが必要ですので、毎日少しずつでも聞く習慣、読む習慣をつけましょう。

国公立、私立を問わず、一般入試で自由英作文を出題する大学もあるため、対策が必要です。

国語

医学部を目指す場合、国語は、国公立大学を受験する場合のセンター試験のみ、という受験生がほとんどになります。しかし油断は禁物です。センター試験と一般試験のウエイトは志望大学によって異なります。そのウエイトによっては、センター国語の点数が、センター試験と一般試験の合計の割合が1割以上になるケースもあるのです。

もちろん、英語・数学・理科の実力を伸ばすことが最優先になりますが、センター試験の国語の対策もしっかりと行う必要があります。

国語の中でも、古文漢文パートは暗記によってカバーできる部分が大きいため、ここに注力することで、ある程度の得点が見込めるでしょう。現代文パートは、秋以降にセンター試験対策に時間が取れる受験生は、過去問演習などを行って、得点を少しでも伸ばせるように対策していきます。

数学

ⅠA

センター試験の数学IAは、医学部の一般入試対策をしていれば、その大半を解くことができるでしょう。しかし、出題される分野によっては、特別に学習をしておいたほうが良いところもあります。

また、センター試験の数学では、時間配分が重要です。出題傾向や配点は大きな変化がないため、過去問題などで対策を重ねておくことで高得点を目指すことができるのです。

一方で、その独特な出題形式に慣れておくこと、そして基本的な内容、公式の使い方などを理解しておく必要があります。こういった部分の対策を怠ると、数学が苦手ではない受験生でも満足いく点数が取れないこともありえます。

ⅡB

センター試験の数学ⅡBは、医学部を受験するために数学を勉強していれば十分に点数を伸ばせる科目です。そして9割以上、満点を目指したい科目でもあります。

センター数学は一般試験とは違って、解法については出題側が展開していき、受験生はその流れにそって、解き進めていきます。こうした出題パターンなどをしっかり掴んでおくことが重要となるのです。

一般入試に対応できる数学力を身に付けたのちに、センター試験の過去問題集を使って学習していくのがおすすめです。

理科

物理

物理は、暗記だけでは乗り切れない科目です。しかし、高得点が狙える科目でもあります。

いろいろな分野がありますが、全ての基礎となるのは力学です。

まずは力学の基礎を確実に身に付けましょう。公式をただ丸暗記するのではなく、その意味を理解しながら学習を進めます。公式の使い方や基礎を理解したら、波動、熱力学、電磁気学などの学習へ進みます。イメージがしづらい場合には、図やイラストなどを見て、現象を理解することも大切です。

標準問題が確実に解けるようになってから、演習問題へ進み、応用力を磨いていきます。

化学

化学は理論化学、無機化学、そして有機化学に分かれます。まずやるべきこととしては、理論化学の基礎知識をしっかりと身に付けることです。理論化学は、無機化学と有機化学の土台となります。理論化学の分野では、計算が頻出します。確実に解き進めるためには、用語や公式の使い方など暗記すべき部分を確実に抑えることが大切です。

理論化学を身に付けたら、無機化学の学習を進めます。暗記が重要になってくるので、体系づけて暗記をしたり、イラストなどを使って視覚的な側面から暗記したりと、工夫して勉強していきましょう。

有機化学も同じく、知識が必要となります。丸暗記ではなく、反応の理屈や理論などを理解しながら暗記していくことで、高得点へと繋げることができるのです。

生物

生物は、医学部に進学後にも学ぶ内容に繋がる、その基礎となる科目です。

単元ごとに学習内容は独立している傾向にありますが、苦手な分野ができると大変になります。まずは正しい知識を身に付け、基礎を固めましょう。また、記憶しているだけではなく、その内容についてしっかりと理解している必要があります。基礎固めをせずに応用問題ばかりに取り組んでも、成績が上がりにくい科目です。

基礎を身に付けた後は、考察問題の対策を進めていきます。論述式がメインとなるため、過去問題などに取り組んで考察力を鍛えるとともに、制限時間内で論述する練習を積んでいく対策が必要です。

社会

地歴

医学部を志望する場合、センター試験の地歴で選択できる科目には「世界史B」「日本史B」「地理B」があります。この3科目は、覚えなくてはならない知識量が多く、相当量の学習時間が必要です。3科目の中では、地理が最も覚える量が少なく、理系受験生が多数選択します。

もちろん、社会科目でも高得点を取れるに越したことはありませんが、やはり勉強時間は少しでも英語・数学・理科に使うのが賢明でしょう。

時間が取れる受験生は、8割を目指します。暗記である程度の点数が見込めるため、その科目を学校で習う段階で基礎をしっかりと身に付けておくことが大切です。受験前の夏までにそれをおさらいします。秋以降、時間が取れる受験生は、センター試験の過去問題や予想問題で対策を行います。

倫理政経

センター試験の社会科目の地理や歴史以外に、「現代社会」「倫理」「政治・経済」そして「倫理、政治・経済」があります。「倫理、政治・経済」科目は、医学部の社会科目として指定されることが多く、「倫理」と「政治・経済」の両方が出題範囲です。

2科目分ですが、「政治・経済」はもともと、ほぼ暗記で高得点が目指せる科目です。「政治・経済」の分野を先に暗記してしまい、その内容を活かせる「倫理」を勉強する流れになります。

ただし、志望校によって、社会の科目にどこまで勉強時間を割くべきかは、検討が必要です。センター試験の得点を大きく圧縮する大学が志望校の場合には、ここでの点差が大きく影響しない場合があります。

本気ならココ!医学部専門予備校まとめ

超難関の医学部受験で必ず力になってくれる予備校はここだ!

医学部受験は情報戦といわれます。いかに志望する医学部の入試情報を把握し、得意科目でいかに点を稼ぎ、どれだけニガテをつぶして死角をなくせるか、戦略的な受験勉強ができるかどうかが合格のカギ。

そこで利用したいのが、医学部受験に特化した医学部専門予備校です。医学部受験に精通した講師が、医学部に入ることだけを考えて強力にバックアップ。

数多くある医学部専門予備校の中から、本当に頼りになる予備校を厳選してご紹介します。

メディカルラボ
メディカルラボ

メディカルラボ

医学部受験に精通したプロ講師による丁寧な個別指導で高い合格者数を実現!

「医学部受験のプロが指導」「個別授業と個別カリキュラムで必要な学力を過不足なく習得できる環境」「勉強に集中できる環境とサポート体制」といった、医学部受験に必要な要素を全て備え、高い医学部合格実績を誇る人気校。医学部受験を知り尽くしたプロ講師陣が、1人1人の学力や志望校に合わせてオリジナルのカリキュラムを編成し、わかるまでつきっきりで指導してくれると口コミで高い評価を獲得しています。全国25ヶ所に校舎があり、地元で通えるのも人気の秘密。

INTEGRA(インテグラ)

INTEGRA(インテグラ)

オーダーメイドカリキュラム×個別指導×全寮制で受験生活を徹底サポート

大人数の授業が多い従来の予備校では実現できない「1人1人の個性に合わせた、完全オーダーメイドカリキュラムによる個別学習」「受験勉強だけに集中できる全寮制」「医学部受験に特化した業界最高峰レベルの講師陣」を揃え、最高の環境で医学部受験をバックアップしてくれます。1科目から学びたいという人から、生活丸ごとをフルサポートしてほしい人まで、目的に合わせて受講スタイルを選ぶことができると口コミ人気も高い予備校です。寮は新宿・立川の駅至近でアクセスも便利。

IMU(アイエムユー)

IMU(アイエムユー)

IMU(アイエムユー)

少人数制の授業体制で目標やレベルに合わせて授業を選択可能

医学部専門予備校の中でも珍しい、獣医学部受験対策コースを設置していることで知られるIMU。1クラス10名までの少人数クラスで、クラスメイトと刺激しあいながら着実に学力をアップさせる一方で、苦手科目や弱点はマンツーマンの個別特訓で理解できるまで根気よく丁寧に指導。集団授業と個別指導のいいとこどりで、医学部受験で確実に得点できる学力を養える予備校です。校舎は新宿駅から徒歩圏内で、夜10時まで自習室が使えることもあり、通学しながら勉強に集中できる点が高評価。

合格するまで負けるな!
医学部再受験の教科書

社会人になってから医学部をめざす「再受験者」が急増中!

いったん他の学部に入学した人や、就職した後で医学部に入りなおすことを「再受験」といいます。最近ではさまざまな理由から医者をめざす人が増えていて、再受験者は4万人にのぼっているとか。ただし熾烈な医学部受験において再受験者は不利になることも多く、相当の覚悟と戦略を持っておく必要があります。再受験の現状や体験談などを紹介します。

【エリア別】口コミ評判の高い
医学部予備校のデータ比較

東京・横浜・名古屋・大阪・福岡で人気の医学部予備校を発表

医学部受験は大学によって出題傾向にクセがあるため、志望校に合わせて戦略を立て、必要な学力を鍛えることが重要です。東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の全国5都市で医学部受験の強い味方となってくれ、口コミで高い評価を得ている人気の専門予備校を5校ずつ紹介します。

学力だけじゃダメ!医学部合格に必要な「戦略」とは

医者になるメリット・デメリット

医者になると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?いくつか代表的なものをピックアップしてみました。医者になるまでの道のりは長いもの。事前に良い面や悪い面を把握しておくことでモチベーションを保って勉強を進められますし、ギャップに苦しんでせっかくなった医師をやめる…なんてことも防げます。一つひとつ紹介するので、確認しておきましょう。

医者になるメリット

生涯の安定

技術やAIの発展に伴い、今後さまざまな仕事が不要になると考えられていますが、医師が不要になることはまずありません。仕事の形態が変わることはあっても健康の専門家として活躍する「医師」の職業自体がなくなることは考えにくく、常に需要があり、長く安定して勤められる職業と言えます。むしろ技術が発展しているからこそ、医師一人ひとりが対応できる範囲は広がっており、より一層やりがいのある職業と言えるでしょう。

社会的な信頼

医師になることの最大のメリットは社会的信頼性を得られること。医師になるまでには医学部受験という高いハードルを乗り越え、大学で6年間勉強、2年以上の研修を経験しなければなりません。高い技術を身に付けるだけの長い下積み時代が信頼につながるのでしょう。医師であれば学歴・収入・社会的地位という3つの要素をほぼ間違いなく満たせるため、急に一文無しになる可能性がありません。銀行でお金を借りる際も有利になります。

働き方を選べる

専門とする診療科や勤め先の病院など、医師にはさまざまな働き方を選ぶ機会があります。患者さんと直に接するのが苦手ならコミュニケーションをあまり必要としない外科・麻酔科・病理。不器用であれば手技をメインにしていない内科・精神科、などなど。自分のタイプにあった分野を吟味することで、適した働き方を見つけられます。「若いうちはバリバリ働く」「家族ができたらスローペースに」など、ライフスタイルに合わせた調整もしやすいでしょう。

周囲と高めあえる

当たり前ですが、医師になれば周りは全員医師。一流と呼ばれる人や尊敬できる仲間がたくさんいます。もちろん全員が医学部を卒業しているので、優秀な人ばかりが集まっています。患者への最適な治療提供についてチームで話し合ったり、積極的に学会に参加する医師同士で刺激されたり、常に切磋琢磨しあえる環境です。医療技術は常に進化しているため、最新の治療法に対応するには定期的にスキルを磨かなければなりません。「患者さんのために」と働いていれば、自然と技術が身につきます。

やりがいがある

医師は患者さんの悩みを医療で改善できる職業です。普通の人ではどうしようもできない疾患でも、特別な技術によってより良い生活を送るようにできたり、痛みを和らげることができます。悩みが解消されたときの患者さんの笑顔に、これ以上ないやりがいを感じられるでしょう。病気やケガの寛解が、ときには人生を大きく左右することも。症状の改善で性格まで明るくなり、人間関係が目に見えて良くなる患者さんもいます。単に患部をケアするだけでなく、患者さんの人生を支えられる存在として、多くの医師がやりがいを感じています。

医者になるデメリット

激務にさらされる

患者の容態はいつ急変するかわからず、いつ緊急の患者が来るかもわかりません。担当する診療科目にもよりますが、病院は24時間いつでも対応できる環境を整える必要があります。急変時は特定の医師が対応する「主治医制」や夜勤から翌日の日勤まで担当する「日当直制」では、なかなか休みがとれないことも。場所によっては常に生死と向き合う環境で、強いプレッシャーがかかります。人手が足りてない状況では週に何度か36時間勤務になる可能性も。

責任が重い

病院に通う理由は人それぞれですが、患者さんはみんな何らかの悩みを抱えています。時に医師は生死に関わる重大な問題と向き合わねばならないこともあり、責任は重大。死力を尽くした結果であっても、患者さんが亡くなってしまったら責任を問われる可能性があります。時には飛行機内の不十分な設備で診療に対応しなければならない場面もあり、不明点が多い中で自分の発言が状況を左右することもあるでしょう。緊張状態が続く仕事です。

医学部を出たら医者にしかなれない

「医学部を卒業したら医者にしかなれない」というのは定説です。仮に医者でなかったとしても、製薬会社や厚生労働省の医系技官など結局医療関係の職に就く人がほとんど。医学部は6年制のうえ浪人する人も多いので大学卒業時は最低でも24歳。若い人材を求めている企業にはあまり歓迎されない現実があります。しかし、少なくとも医学部卒の学力を持っていれば、どんな企業でも活躍できるスキルがあると考える方もいるので場合によるかもしれません。

努力が賃金に直結しない

厚生労働省での調査結果によると勤務医師の平均年収は1,696万円。これだけ見ると十分な印象がありますが、実際には「ほぼ24時間拘束状態」「休みがほとんどない」といった状態で割に合わないという声もあります。また給与は年功序列で、モチベーションが高くバリバリ働いている若い頃ほど給与が低いという現状も。勤め先にもよりますが、やりがいを感じられないと不満ばかりが溜まってしまうかもしれません。

男女差がある

病院や診療所などに勤務する医師112名を対象に行なわれたインターネット調査によると、男性と女性の医師で業務内容などに差があると回答したのは7割以上。特に当直・休みの取り方・オンコールといったことで男女差を感じるのだとか。また、「体力面で女子には無理だ」と入局を断られたという実体験や、「女性医師のほうがしっかりしていて配慮がある」など、女性に対する差を感じることが多いそうです。

医者に向き不向きはある?

「自分は医者に向いているのか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。医者という職業は誰にでも向いているわけではなく、向き不向きは存在します。下記では、医者に向いている人・向いていない人について紹介していきます。

医者に向いている人

誠実である

病院で働く医師の仕事は、患者さんに薬を処方したり手術をしたりするだけではありません。病気を治すうえで大切なのが「患者さん本人の治療に対する気持ち」です。時には患者の不安な気持ちを和らげるために話しをゆっくり聞いてあげたり、弱気になっていたら力強く励ましたりしてあげることも必要。医師は患者さんに誰よりも信頼されて安心感を持ってもらえる存在でなきゃダメです。そのためには、患者さんと同じ目線で向き合える誠実さが大切になります。

根気がある

医師の中でも研究医の仕事は、病気の原因や薬の効用を解明することです。これまでにさまざまな研究が行なわれてきましたが、21世紀になった今でも原因不明の病気は数多く存在します。ガン発症のメカニズムや難病の治療法など、研究する必要があるテーマはたくさん溢れているのです。こういったテーマは長年研究がされているにも関わらず、未だに解明されていないくらいなので、結果がすぐ出るような簡単なものではありません。何十年と根気強く取り組んで、初めてひとつの事実が解明されるのです。研究職として働く医師には、粘り強くひとつのことを学び続ける姿勢が求められます。

向上心がある

医師は、医師になるまではもちろんですが、なった後もずっと勉強し続けなければなりません。近年の医学の進歩はめざましく、新薬や新しい手術法が日々発見されています。そういった情報をいち早く入手するためにも、医師たちは学会へ積極的に参加する必要があるのです。お互いの研究成果を報告し合って情報収集に努め、学び続けます。これは内科や外科、産婦人科であれ、医師である以上は必要不可欠な姿勢であり、考え方です。

体力がある

医師の仕事は患者さんを診察するだけでなく、夜勤の勤務もありますし手術も行ないます。手術を行なわない科目の医師でも、患者さんの容体によっては付き添う必要があり病院に残らないといけません。医師は常に不定期の業務体系になるので、体力がある人が向いています。医師によっては当直が辛く、医局を辞めて当直なしの条件で再就職をする人もいるようです。

コミュニケ―ション能力がある

これまでの医師には求められませんでしたが、近年では病院もサービス業と言われています。そのため、たくさんの患者さんに来院してもらうには医療の知識やスキルだけでなく、患者さんとのコミュニケーションを取ることも大切です。今ではコミュニケーション能力が高い医師が望まれるようになっているので、コミュニケ―ションを取るのが上手な人は医師に向いています。

医者に向いていない人

お金以外にモチベーションがない

医師は確かに給料が高い職業です。しかし、その責任の重さや勤務時間の長さ、仕事の内容を考えると割に合わない職業かもしれません。そのような中、医師として働き続けられるのは、「患者のためなら」という強い想いを持つ人だけでしょう。医師になりたいというモチベーションが「お金」という人では、休日の急な呼び出しや超がつくほどの長時間勤務をこなさなければならない「医師」という職業を、全うするエネルギーを持つことはできないでしょう。

後ろ向きで明るい気持ちがない

医師として、患者のためにリスクやデメリットについて考え対策することは大切です。しかし、性格が暗すぎる人や、後ろ向きな姿勢の医師は、患者やその家族には印象が良くありません。また、病院では、他科の医師や他の職業の人たちとの連携が必要な場面が多くあります。否定的で後ろ向きな意見ばかりが目立つ人とは、一緒に仕事をするのが大変なもの。そのため、あまりにも暗くネガティブな性格の人は、医師としてやっていくのは難しいでしょう。

面倒くさがりでだらしない

医師は、一人で多くの患者を担当します。そのうえで、患者一人ひとりに対して正確な治療を行わなければなりません。医療現場では、薬の量をmg単位で指定したり、他の医療スタッフに的確な指示を出したりということが日常です。どんなに忙しくても、失敗や間違いは許されないため、手抜きは絶対にやってはいけません。面倒だからという理由で作業を短縮しようとしたり、後回しにしたりするようなだらしない人は医師には不向きです。

人間に関心がない

学力が高いからという理由で、医師を目指す人がいますが、頭が良いだけでは医師は務まりません。学力や技術ももちろん大切ですが、何もよりも忘れてはいけないのは医師が相手にするのは人間だということです。人間を相手にする以上、人と関わることを嫌う人は医師には向いていません。医師には相手を思いやることができ、何が正しいのかをきちんと判断できる道徳心と倫理観が必要です。人に関心を持ち、相手のために尽くせる人でなければ、良い医師にはなれないでしょう。

コミュニケーション能力がない

現代の治療においては、医師と患者のコミュニケーションが重視されています。「治療方針は医師が決めるもの」ではなく、「医師と患者が一緒に治療方針を考えて決める」という姿勢が、現代の医師には求められます。また、看護師や薬剤師などをはじめ、さまざまな職種の人たちと連携して行う「チーム医療」も、医療現場において重要な位置付けに。そのため、現在は、コミュニケーション能力が低い人は医師として働くことが難しいのです。

医師たちの声

  • 医師になるために勉強は大切なことです。しかし、人と関わる仕事柄、人間性もとても重要になってきます。勉強を頑張るのはもちろん、部活動や友人関係なども充実した生活を送り、人となりをしっかり磨いておきましょう。
  • 医師は、人の死と隣り合わせの職業です。どんなに頑張っても患者やその家族から非難されることもあります。医師になるためには、相当の心構えが必要だということを自覚し、なぜ自分が医師になりたいのかをきちんと考えて欲しいと思います。
  • どんなに優秀な医師でも、仲間の助けがなくては仕事を成し遂げることはできません。そのため、人間関係を大事にできる人でないと医師としてやっていけないことを知っておいてください。まずは、日々の生活の中で今周りにいる友人や家族を大切にできているか考えてみましょう。
  • 人の命を預かっているので、とても神経を使う仕事です。患者としっかり向き合い、信頼関係を築いていくことが求められます。訴訟も増えているので、誠実で真摯な人でないと、上手くいかないと心得ておいてください。
  • 患者とのトラブルもあるし、他の医師や医療従事者とぶつかり合うこともよくあります。休日の呼び出しで、自分の家族に寂しい思いをさせたり、嫌な顔をされたりすることも。色々とつらい面もあることを知り、それでも医師になりたいのか一度じっくりと考えてみて欲しいです。
  • ロボットの進化により、そのうち医師の仕事をロボットが行うようになっても不思議ではありません。これからも人間が医師を務めていくためには、「人間性」が重要になってきます。医師を目指すのであれば、勉強だけでなく人間性を磨くことを忘れないでください。
  • 医師は、患者の人生を第一に考えなくてはなりません。自分のためではなく、相手のために頑張れる人間を目指してください。「患者のため」という心積もりが医師にとって一番重要なことです。患者に人生をささげる覚悟を持てない人は、医師には向いていないと思います。

医師の数について徹底解説!

医師の数

厚生労働省の調査によると2016年12月末現在、医師の数は319,480人。そのうち男性が全体の8割弱、女性が2割強です。2年前の調査と比べると、8,275人増加しており、2008年度から医学部定員を大幅に増やした結果、増加が続いています。

内訳では、医療施設に勤める医師が304,759人と全体の95.4%とほとんどを占めています。介護老人保健施設が3,346人と全体の1%、そして研究系の医師が5,000人強、行政機関や産業医、保健衛生業務などを行う医師が3,800人余りとなっています。また、男女比は若年層ほど女性の割合が増えており、20代では女性が34.6%です。

医師の平均年齢は上昇を続けていて、若年層の医師数に大きな増減はなく、中高年世代の医師数が増えています。医師の従事する主たる診療科としては、内科がトップで20%。次いで整形外科が7%、小児科が5.6%です。

歯科医師の数

平成28年12月末時点で歯科医師数は104,533人で、男性が80,189人、女性が24,344人と約3:1の比率になっています。2年前と比べると561人の増加がみられます。病院など医療施設で働いている歯科医師が全体の97%以上を占める101,551人。介護老人保健施設で働く歯科医師は33人、歯科研究医や行政機関には1,543人と全体の1.5%のみです。医師と同じく、歯科医師も若年層ほど女性の比率が多く、20代では44.6%と半数に近くなっています。

勤務先としては、診療所で働く歯科医師が9割近くを占め、毎年増加中です。また、人口10万対歯科医師数は全国平均が80.0人。最も多い東京都は118.2人である一方、最も少ない福井県では54.7人と倍以上の差が生じています。

薬剤師の数

2018年12月末時点の薬剤師数は301,323人で、男性が38.8%に対し、女性が61.2%です。半数以上が薬局で勤務し、医療施設で勤務する薬剤師が2割弱となっています。そのほかの従事場所は、大学や医薬品関係企業、衛生行政機関や保健衛生施設勤務などです。人口10万対薬剤師数は181.3人で、都道府県別にみると徳島県がトップで220.9人、次いで東京都の218.3人と、医師や歯科医師と同じ自治体があがってきます。一方で、最も少ない県は沖縄県の134.7人と、ほかの医療職とは異なる結果となっています。

都道府県別にみた医師の数

人口あたりの医師数が最も多いのは徳島県

厚生労働省が2019年に発表した「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると、人口10万対医師数の全国平均は240.1人です。2年前より6.5人増加しています。都道府県ごとに比較すると、トップは徳島県の315.9人、次に京都府の314.9人、高知県の306.0人です。

人口あたりの医師数が最も少ないのは埼玉県

厚生労働省が発表した「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると、人口10万対医師数の最も少ない都道府県は埼玉県で160.1人。

次いで茨城県が180.4人、千葉県で189.9人と、東京都に隣接した県で少なくなっています。その東京都では、全国平均の240.1人を大きく超えて医師が従業していることから、都内に集中している状況がわかります。

医師の偏在が問題になることも

診療科や地域によって医師数が偏っている

以前より、診療科や地域での医師数の偏りが問題になっています。それを解消するために、2008年度から医学部の定員を大きく増やして医師自体の数を増やす取り組みが始まりました。また、地域医療に従事する医師を養成することを目的とした「地域枠」を10年間で約10倍近くに増えています。今後の見込みとして、この地域枠で卒業して地域医療に従事する医師が増えていくと考えられています。

都道府県内でも医師数の偏りが発生

都道府県ごとだけでなく、都道府県内でもその偏りが発生しています。医師が増えた結果、医学部所在地が含まれる二次医療圏では医師数が増加しているものの、それ以外の地域の医師数増にはつながっていないという調査結果が出ているのです。

2004年から新しい臨床研修制度が導入され、卒業した大学の病院で臨床研修を受ける医師は大きく減少しました。大学病院の若い医師が不足し、地域医療への医師派遣が難しくなったことがきっかけともいわれています。

地域によって異なる医師を志す学生へのサポート

自治体が独自に学費などの資金を貸与

働く医師を確保するために、各自治体が修学資金貸与を行なっています。医学部卒業後の規定年数の間、その都道府県の医療施設に従事することを条件としているものがほとんどで、条件となる年数や、貸与される金額などはさまざまです。条件を満たすと返還が免除となるものが多く、入学金や生活費も貸与する資金を用意している自治体もあります。

市町村単位での対策も進行

都道府県内の偏在を解消する取り組みも進んでいます。例えば島根県では、2016年現在、9つの市町村と9つの病院がそれぞれに医学生向けの貸与制度を用意して、若手医師の確保を目指しています。また「赤ひげバンク」という島根県の地域医療に興味のある医療関係者の登録制度を立ち上げ、地域医療に関する情報を提供するなど、県内やへき地の医師確保に力を入れています。

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